描くテーマについての情報を集めてからラフを描きます。
いつも行っている、情報収集方法について書かせていただきます。
目次
イラスト制作の時の流れ
イラストのテーマ
・イラストの使用目的:教材、挿絵、広告など用途に応じで表現が変わります。
・対象年齢:対象年齢によってキャラクターの表現が変わってきます。
・何を描くのか:人物、いきもの、植物など。
・締め切り:納期が短い場合タッチが変わってきます。
情報収集
必要な情報を集めます。
例えばテーマが
「畑」
だとすると、
畝の形、高さ、大きさ
季節に合わせた植っている野菜の種類と成長具合
背景の木の種類
雑草の様子
季節にあった雲、空の色、おひさまの表現
野菜、雑草、木の緑の特徴
季節に合わせた虫の種類。
季節に合わせた鳥の種類。
などについて調べて、情報を得てから
絵を描いています。
↓
ラフ
情報を元にテーマに即したラフを描いていきます。
↓
ラフに着彩
ラフにフォトショプでざっくり着彩していきます。
一枚絵の時、全体がさみしくならないよう色を加えていきます。
特に複数ページある時は同じような表現にならないよう、全体の盛り上がりに合わせて
色を検討します。
↓
イラスト本描き
色ラフを参考にしながら実際に紙に描いていきます。
色ラフを参考にするのは書き始めだけで
これの通りに描こうとすると、データと絵の具の差で
同じようにはならないので、
色ラフは参考にしないで、紙の絵の中で仕上げていきます。
イラスト制作のための情報収集方法
印刷物から収集
図書館
メリット:昔は図書館だよりでした。図鑑や雑誌の写真などで出版社や図書館の目を通した正確な情報が見つかります。
デメリット:見つからない情報も多い。写真の角度や大きさも限られていて描きにくい。
書店
メリット:新しい情報が見つかります。お話のアイデア探しに良いと思います。
デメリット:古い情報が見つけられない。今歯流行っている、ニーズがある偏った情報が多い。
実際足を運んで収集
取材(現場、博物館、動物園、公園、学校など)
メリット:自分の目で見て感じて情報を得るので資料だけでなく実体験が得られます。
デメリット:時間と交通費・食費等がかかります。
インターネットで収集
ネット検索(パソコン、スマホ、動画)
メリット:自宅に居ながら大量の情報が入手できます。
デメリット:誰かわからない人の目を通した視点であり、記事のため不安定要素が残ります。
ピンタレスト
メリット:デジタルスクラップブックとして活用できます。
デメリット:使い方と活用方法がわからないと活かせません。
テレビから収集
テレビ
メリット:自分の視点では見つけられない思いがけない情報を得る事ができます。
デメリット:流れが早いのでざっくりした情報しかつかめません。後でネット検索して活用します。
まとめ
「イラスト制作のための資料収集方法」
図書館・書店、現場取材、インターネット、テレビなど、
現在は様々収集方法があって便利です。
それぞれメリットがあるので
テーマに応じて使い分けていくと良いと思います。

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