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お話のキャラクター作りについて1回目

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お話のキャラクター作りについて1回目


挿絵を描く時、一番始めにキャラクター作りをしています。

1見開きの絵の場合も
登場する主人公のキャラクターを考えます。

そうすると、画面やお話の中でどんな風に行動するのかが
想像しやすくなります。

このキャラクターだったらどう動くか、
キャラクター自身が教えてくれるようになります。

 

 

「びっくりわたあめや」のおばけキャラクター


「びっくりわたあめや」チャイルドブック8月号 チャイルド本社
編集:吉田春奈さん 清水真理江さん

こちらのおばけのキャラクターを描く時もはじめにキャラクターを考えます。
それから、画面の中で動かしていきます。びっくりわたあめやの詳しい内容はこちら

わたあめ屋さんなのでわたあめみたいな髪型ではちまきを巻いたおばけを想像しました。
ラフでは髪に顔をつけたのですが、カラフルに着彩することにしたので
ごちゃごちゃしてしまいそうだったので顔はなしにしました。

 

「おむすびころりん」のキャラクター

「おむすびころりん」Gakken みみちゃんえほん1月号
文:ほそだあき さん 編集:今井美栄子さん

昔話のおむすびころりん。
大事なおむすびが転がってしまうシーンです。
おむすびころりんの詳しい内容はこちら

おじいさん、となりのおじいさん、おばあさん、ねずみたちの
キャラクターを考えました。
おじいさん、おばあさんは丸顔で人のよさを表現。
となりのおじいさんはむっすりして不機嫌そうな様子にしました。
ねずみたちはわいわい楽しそうな雰囲気を表しました。

 

 

「うーちゃん しりとり しよう」の

「うーちゃん しりとり しよう」チャイルド本社かんがえる2020年5月号
作:間部香代さん 編集:成川香織さん

はずかしがりでおともだちに「あそぼう」といえないうーちゃん。
ある日、不思議な鳥シリトリーと出会います。
一緒に冒険しりとりをしていたら、うーちゃんは次第に変化していきます。
「うーちゃん しりとり しよう」の詳しい内容はこちら


うーちゃんははずかしがりやなので手を内側に向けて
縮こまっている印象を作りました。
シリトリーは希望を運んでくる楽しい姿に。
友達はそれぞれ似通った印象にならないように考えました。

実際に着彩時には、うーちゃんの耳をぱたんと
たたんで、さらに内気な様子を加えました。

 

 

 

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